住宅の台風被害を抑えるために、個人でもできる台風対策について
- 2020.10.122023.9.12
- 家づくりがwakaru
台風が年々増加してきているのは、ご存知でしょうか? 台風が来ると心配になるのが住宅への被害です。 住宅の被害を最小限に抑えるためにも台風対策はしっかりしておきたいですね。 今回は個人でもできる住宅における台風対策についてご紹介します。
【窓ガラス編】個人でもできる住宅の台風対策
①養生テープで補強
台風対策の一つに、窓に養生テープを「*(こめじるし様)」に貼るというものがあります。 養生テープなどで窓を補強することはとても大切なことのひとつです。なぜならば、強風で飛んできたものが窓ガラスにあたっても窓ガラスの飛散を軽減させることができるので、 飛来物が住宅の中に入ったり、家族がケガをする恐れがある…といった危険を防いでくれるからです。完全には窓の飛散を防ぐことはできないものの、養生テープで被害を軽減することは台風対策としては重要です。
②飛散防止フィルム
飛散防止フィルムというものが市販されているので、それを窓ガラスに貼ることも住宅における台風対策になります。中には断熱効果やUVカットの機能も備わったものもあります。市販品なので個人で貼ることもできますが、心配な方は業者に依頼しましょう。
③段ボールで補強
養生テープや飛散防止フィルムのほか、段ボールを窓ガラス全体に貼るのも住宅の台風対策としておすすめです。こちらもかなりの強風で何か物が飛んできたときに、窓ガラスが飛散することを防いでくれます。窓ガラスの飛散は住宅の中の人に危険がおよぶほかにも、後片付けなどの手間も軽減できます。住宅の中の人の被害だけでなく、後片付けのことも考慮して台風対策を考えましょう。
④雑巾やタオルで目張り
個人でもできる住宅の台風対策として、雑巾やタオルで窓ガラスのサッシ部分に目張りすることもおすすめです。
【屋外編】個人でもできる住宅の台風対策
①屋根の雨どいの掃除
屋根の雨どいの掃除は、住宅の台風対策として有効です。 雨漏りの原因の一つが、雨どいのつまりです。 雨どいには枯れ葉やごみが溜まりますので定期的に掃除して、台風だけでなくそのほかの災害にも備えましょう。
②屋外にあるものの片づけ
屋外に置いてあるものは、台風が来る前には住宅の中にいれましょう。 強風だと、想定外のものも飛ばされます。 自分の住宅だけでなく、近隣の住宅に被害がおよぶ可能性があります。 特に見落としがちなものが、物干しざおや植木です。屋外にあるものがないか、台風が来る前に必ず確認する習慣をつけましょう。 そうした少しの気遣いも、個人でできる住宅の台風対策です。 バイクや自転車など、住宅の中に入れられない、入りきらないものがある場合もありますね。 そうした場合はロープなどで固定をして飛ばないようにしましょう。 またバイクや自転車でカバーをつけている場合は、カバーの固定をし忘れることも多いので、カバーまでしっかり固定してください。
③排水溝の掃除
バルコニーや前面道路の排水溝を掃除することも、住宅の台風対策のポイントです。 排水溝がたまると、浸水の被害に見舞われる可能性を高めます。 住宅が浸水しないよう、排水溝も定期的に掃除することが、台風対策のポイントです。
【備え編】個人でもできる住宅の台風対策
①防災バッグの用意
防災バッグの用意も実は台風対策になります。 台風はどのくらいの被害がおよぶかといった想定は難しく、近年では、建物が倒壊するなど想定されていない規模の災害が起きているといったニュースも多くみかけるようになりました。 住宅が被害に遭わなかったとしても電気が止まったり、水道が止まったりする可能性もあります。 台風対策に限らず、あらかじめ住宅の中に防災バッグを用意しておきましょう。
②充電器の用意
先述した通り、台風で住宅が被害に遭わなかったとしても電気が止まったり、水道が止まったりする可能性もあります。 その場合に備え充電器も用意をしておくことをおすすめします。 テレビがつかなくても、携帯があれば被害状況を確認することができます。最近では、発電機や蓄電池といった自家発電できる機械を備える家庭も多いそうです。
③メンテナンスを定期的に行う
住宅の定期的なメンテナンスも、台風対策になります。 屋根のメンテナンスをしていますか?外壁のメンテナンスをしていますか? 屋根や外壁のメンテナンスをしていないと、台風などの災害時に、住宅が大きな被害に遭う可能性があります。 定期的なメンテナンスをして、いざという時に大きな被害にならないようにしましょう。
注文住宅購入の際やリフォームの際にできる台風対策
注文住宅購入やリフォームの際に台風対策を強化しておくことがおすすめです。 注文住宅購入やリフォームの際にできる台風対策をいくつかご紹介します。
➀シャッターや雨格子をつける
窓ガラスが強風によって割れてしまうと、住宅の中の人に危害も及びますが、屋根が飛んでしまう可能性も高めてしまいます。 そうした被害を生まないためにも、窓を強化しておくことはとても有効です。 窓の強化として「シャッター(雨戸)」または「雨格子」をつける依頼をするのがおすすめです。 シャッター(雨戸)は重いイメージがありましたが、昨今のシャッター(雨戸)は軽量なので女性でも開け閉めができます。 シャッター(雨戸)があることにより、より強度に窓ガラスの飛散を防ぐことができます。 雨格子も外から飛んできたもので窓ガラスが飛散する被害を防止します。雨格子は防犯にもなるのでおすすめです。
➁耐性の強い窓にする
窓ガラスは風で割れるケースはほぼありません。 しかし、台風などで飛ばされた物がぶつかった衝撃で割れることがあります。 注文住宅の購入の際やリフォームの際に台風対策を強化する場合は耐性の強い窓にしたいことを相談しましょう。
➂強度の高い屋根材にする
台風の時にニュースなどで屋根が飛ばされた住宅の映像などを目にしたことがある、もしくは実際に屋根が飛ばされた経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。 屋根が飛ばされると住宅は深刻な被害を受けるので、強度の高い屋根材をおすすめします。 もし現在お住まいの住宅が雨漏りや老朽化している場合にはメンテナンスもしくはリフォームの検討をいてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は住宅の台風対策についてご紹介しました。窓ガラスの飛散や浸水、屋根が飛ばされる等、大きな台風被害を被らないよう、 雨樋や排水溝の定期的な掃除やメンテナンス、そして、注文住宅の購入の際やリフォームの際に窓や屋根を強化をしておくことが台風への備えとなります。 年々増えてきた台風への対策は、日頃からそれらの対策を心がけるところからはじまります。
What's new
新着記事
土地購入の流れは3段階|購入時に気をつけるべきポイントとは?
- 2022.10.20
- 土地のことがwakaru
土地を購入する際の注意点とは?確認すべき6つのポイント
- 2022.10.20
- 土地のことがwakaru
【2階建てと比較】平屋で気になる建築費用の相場とコストを抑えるポイント
- 2022.10.13
- 家づくりがwakaru
注文住宅を建ててから気づいた後悔したポイント4選|失敗例から対処法を紹介
- 2022.10.13
- 家づくりがwakaru
住宅展示場やモデルハウスを見学する2つのメリットと注意点
- 2022.10.13
- 家づくりがwakaru
【2022年】住宅ローン控除期間が原則13年に延長!改正ポイントを解説
- 2022.5.31
- お金のことがwakaru