柏市立柏第四中学校
【柏市立柏第四中学校】現場の進捗報告
2024/12/25
BLOG
特建事業部のつぶやき
柏市立柏第四中学校
2024/12/25
みなさん、こんにちは。
急に冷え込み、朝はマフラーが必須になってきましたね。
現場では、寒い中みんなで協力しあって作業を進めています。
更新がしばらく止まってしまいましたが、
柏市立柏第四中学校校舎「長寿命化改良工事」は着々と進んでおります。
今回のブログでは、新設のエレベーター棟(以下:EV棟)を中心とした現場の進捗をお伝えしていきます。
9月から、新設するEV棟の工事が本格的にスタートしました。
まず初めに取り掛かるのが「杭工事」です。
地震などで建物が倒壊しないよう、地面の硬い層の部分まで杭を打ち込むことで建物を支えます。
今回必要とする杭は全長23.5mととても長く、一本の杭では長さが足りないため、
下杭1+下杭2+中杭+上杭の計4本に分けて、それを溶接で繋げていくような流れで打っていきます。
重機もとても大きく、迫力があります。
杭工事が完了したら、基礎地中梁(きそちちゅうばり:建物を支えるために設置する重要な構造部材)を作るための準備として
「根伐り掘削(ねぎりくっさく:地面を掘る工事)」をおこないます。
杭と基礎をしっかり接合させるために杭頭補強筋(くいとうほきょうきん)を溶接します。
そして10月。
基礎地中梁配筋をおこない、型枠を設置して、
基礎スラブ(スラブ:床や屋根を指す。平らな板のような形。)のコンクリートを打設しました。
続いて、基礎の地中梁と1階スラブコンクリートの打設をおこなっていきます。
打設完了後は、型枠を解体し、土で周囲を埋め戻しして基礎工事が完了となります。
とても綺麗な仕上がりになります。
11月からは鉄骨工事が始まりました。
設計図通りに作ってもらい、それぞれの場所に適した鉄骨を、重機で釣り上げて躯体を組んでいきます。
鉄骨と鉄骨の接合部は、この高力ボルトというもので締め付けます。
高力ボルトは一次締め⇒マーキング⇒本締めの順におこないます。
このマーキングのズレの具合を見て、ボルトがしっかり締め付けられているかどうかを確認します。
鉄骨の建方(たてかた:主要な構造材を現場で組み立てること)後は、
各階と屋上にデッキプレート(強度を保つための床用の鋼板)を敷き込み、スラブコンクリートを打設するため鉄筋を組んでいきます。
各階の配筋が完了したら、次はコンクリート打設をおこなっていきます。
基礎の時と同様に、各階のスラブ天端(てんば:構造物における、 てっぺんの平らなところ)を
左官工の方が綺麗に押さえてくれ、EV棟のスラブコンクリート打設の完了になります。
11月は、サッシ撤去や第一校舎屋上のシート防水の完了、
既存コンクリートの劣化を防ぐための中性化対策工事など既存校舎の工事も進み順調に進めてきました。
次回はEV棟の進捗、そして内装工事についてご報告していきます。
どうぞお楽しみに!