柏みどりこども園
【柏みどりこども園】改築工事 3月の様子
2022/4/28
BLOG
特建事業部のつぶやき
柏みどりこども園
2022/4/28
関東の平野部でも雪が積もるほど寒かった今年の冬ですが、
春になり暖かい日が多くなってきました。
凍てつく寒さから身を守ってくれた防寒着を洗濯しながら、
春の訪れと花粉を全身に感じている今日この頃です。
一カ月半続いた地盤改良工事が2月いっぱいで完了することができたので、
今回のブログでは、建物をつくるためにとても大切な工程となる
「基礎工事」の様子をお届けします。
現場内を動いていた大型の重機や機械などを撤収し、
久しぶりに敷地の全景が目に入るようになりました。
基礎は、地面より上にある建物の重さを地面に伝え、建物全体を支える役割があります。
縁の下の力持ちとよく言いますが、縁の下にあるのは建物の基礎部分になります。
基礎はその建物で一番力がかかる場所なのでことわざ通り力持ちということですね。
現代では住宅・大型建築共に鉄筋コンクリートで基礎を作ります。
基礎を作る工事は大きく3つの工程に分けられており
①基礎の中に入る鉄筋を組む
②基礎の形の型枠を組む
③コンクリートを流し込むの順番で進めていきます。
コンクリートは複数の材料を水と混ぜることで固くなる材料で、
高い強度と耐候性(劣化に強い特性)を持った材料です。
材料を混ぜ合わせたコンクリートは溶けたチョコレートのようにドロドロです。
完成形の型枠に流し込んで固まるのを待ちます。 その型枠を地面の下に作るためには、
改良が終わった地面を更に掘る必要があります。
地面を下に掘ることを「根伐り(ねぎり)」と言い、3月は主にこの作業を行いました。
地面が掘り終わると基礎を作る工事に入ります。 まずは鉄筋工事から進めていきます。
鉄筋コンクリートで重要なことは「鉄筋」と「コンクリート」がお互いの弱点を補っている点にあります。
コンクリートは鉄筋のサビを抑制し、鉄筋はコンクリートが苦手とする引っ張られる力に対して効果を発揮します。
そのため、鉄筋工事はとても重要な工事になります。
今回のように住宅よりも大きい建物では、鉄筋を基礎の位置に正確に組むのはとても大変です。
鉄筋は工場から現場へトラックで運ぶためトラックより長い鉄筋はありません。
しかし基礎の長さはそれよりも長いので鉄筋を「接ぐ」ことで必要な長さにします。
鉄筋コンクリートの工事は重要度が高く必要な工程も多いため月をまたいでの工事になりますが、
安全に気を付けながらより良い建物を目指して工事を進めてまいります。
来月もお楽しみに~!